地方創生ゼミの合宿にメンターとして参加してくださったプランコンテスト起案者竹部さん。当時は、まさか自分たちが後にこんな大きな挑戦をするとは思ってもいませんでした。竹部さんから「鯖江に来ない?」と声をかけられ、僕たち3人は「行く!」と即答。普段の地方創生の力試しのつもりでした。
けれど、今回のテーマは「未来創造型」。まだ見ぬ未来を描くという新しいアプローチに、心が躍りました。
鯖江に着き、運営する学生団体withのみんなの温かさ、美味しいサバエドッグ、かわいいレッサーパンダに触れた。ここで本気になったんだと思います。しかし初日のプランニングでは意見がまとまらず、モヤモヤを抱えたまま解散。疲れて早々に寝る福田、案を出し続ける佐野、外に飛び出した羽畑…。うまくいく気がしませんでした。
そんな状況を変えたのは、2日目の福田の一言。「やっぱり、鯖江で曲作りてえ」。その言葉に一気に流れが変わりました。「テーマは鯖江旅!」「音のお土産を作ろう!」
僕らのお得意のブレストで歌詞を書きなぐり、曲を作り、スキットも準備。発表に向け、息を合わせました。
発表当日、まさかのトップバッター。温まっていない会場に僕らの発表はささるだろうか…。「…シンガーサバエライタ~🎶」
僕らの声で、会場は大盛り上がり。コンテストの空気を一気に変えました。結果は優秀賞。けれどそれ以上に、ただの友達だった3人が、本当の「仲間」になれた瞬間が嬉しかった。
商店街でカフェ&ホステル「La Tempo」を運営する五十嵐さんに、「作曲ゲストハウスをやろう」と声をかけられ、本当に企画を実施することに。半年後、再来したLa Tempoでのイベント当日には、withメンバーや偶然訪れた方々と一緒に歌詞を作り、2曲を完成させました。
「…神様のプレゼント~🎶」僕たちは、みんなに最高のものを残すことができました。
…そう、「最高の音のおみやげ」を。
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