東京生まれ、神奈川育ち、外国産の眼鏡をかけて生きてきた(笑)ちっぽけな学生は、鯖江の皆さんに受け入れてもらえないんじゃないか…そんな風に縮こまっていた私でしたが、鯖江駅で歓迎を受けてすぐに、全くの杞憂だったことに気がつきました。
このプランコンテストは、マイナスをゼロ地点に戻す「問題解決型」ではなく、ワクワクを追求できる「未来創造型」。用意された答えなんてどこにも無くて、楽しんだ者勝ちのコンテストなんです。
学校で問題発見!課題解決!と教えられてきた私は、人の顔色を伺わずに自由に描くという経験があまり無く、「周りのウケ」と「自分達のスキ」がせめぎ合う3日間となりました。アイデアが白紙になるアクシデントも一度ありましたが、「スキ」の方を通し抜いた事が成功の秘訣になったような気がします。頼もしい仲間と夜通し未来を語り合う時間は楽しく、本番のステージ台本は半ばコントを書くような心持ちで完成させました。
私たちが掲げたプランは、ムスリム(イスラーム教徒)に関するもの。市民の皆さんにとってあまり身近でなかったり、下手をすると誤解が生まれやすかったりするテーマであることは承知していました。だからこそ、この上なく楽しく伝えようと奮闘しましたし、オーディエンス賞を頂けた時は本当に嬉しかったです!私たちの「スキ」やそこに注ぐ熱量を全力で受け止めてくれた鯖江の皆さん、ありがとうございました。
コンテスト総括の竹部さん、メンターの皆さん、参加メンバーの皆…今だに連絡を取り合う仲の人が沢山いて、プラコン後に1人で鯖江観光に訪れた際に駆けつけてくれたwithっ子たちもいました!鯖江に「もうひとつの家族」ができたような気持ちです。
鯖江には、お金では買えない「恵」が沢山あります。ものづくりの魂、雄大な自然、美味しいお酒とご飯、そして何より底抜けに明るい市民の皆さん…!
古き良きものを守りながらも進化を止めないこの街が、プランコンテストで皆さんを待っています。最高にアツい夏を、鯖江で過ごしてみませんか。
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